ウクライナ戦況レポート 2026年04月06日

2026年04月06日 (JST) | 生成: 2026-04-06 10:45 JST

※時刻・日付は全て日本標準時(JST)です | 調査対象:本レポート作成時刻から遡って24時間以内に更新または公開された情報ソースに基づく

主要指標 (24時間)
ロシア軍兵員損失
+1,300
累計 1,300,030
前線交戦数
4回
最激戦: ポクロウスク
ドローン無力化率
85.7%
カミカゼド(72時間)
民間人被害
3名死亡
22名負傷
最新ハイライト
ISW: ウクライナ軍は過去約2週間(3月22日から23日の夜以降)にわたり、ロシアの石油インフラに対する長距離攻撃キャンペーンを強化しており、ロシアのバルト海港およびレニングラード州のロシア石油輸出にとって重要な石油インフラに焦点を当てている。ウクライナ参謀本部は4月5日に、ウクライナ軍が主要な石油輸出港であるプリモを攻撃したと報告した。
長距離: 長距離ミサイル攻撃によりロストフ州の重要兵站基地が大きな被害を受けた。
前線: ポクロウスク方面でのウクライナ軍の前進
ドローン: 04月03日 22時~04時(ウクライナ時間)、発射45機、無力化38機
人員損失
24時間損失
+1,300
累計損失
1,300,030
ロシア軍主要装備損失累計
装備累計24h
戦車11,830+2
装甲車24,334+7
砲兵39,228+59
無人機(UAV)213,393+2497
車両86,773+195
セクター別交戦数 (横棒グラフ)
前線各地の概況 (詳細表)
セクター詳細状況
ポクロウスク方面ウクライナ軍が前進し、反撃を続けている。
コスチャンチニウカ方面22回の交戦。ロシア軍は市街地周辺への圧力を強めており、ウクライナ軍は砲兵支援を活用して防衛。
フリャイポレ方面9回の交戦。ロシア軍は砲撃を強化しているが、地上での進展は見られない。
クピャンスク方面ロシア軍が最近前進した。
リマン方面12回の交戦。ロシア軍は森林地帯を利用した浸透戦術を継続。ウクライナ軍は陣地を保持。
ノヴォパウリウカ方面10回の交戦。ロシア軍の前進は限定的で、ウクライナ軍が安定した防衛線を維持。
ザポリージャ方面8回の交戦。前線は比較的安定しており、双方とも大規模な動きはない。
ハルキウ方面ウクライナ軍の反撃がロシア軍にとって困難をもたらしている。
ヘルソン方面3回の交戦。ドニプロ川を挟んだ砲撃戦が続いており、民間地域への被害が報告されている。
ウクライナ後方攻撃(ロシア領内・占領地)
ウクライナ軍はロシア領内および占領地の後方拠点に対し、長距離ミサイルやドローンを用いた攻撃を継続し、物流網や指揮統制施設に大きな打撃を与えている。
場所目標種別使用兵器効果・被害
ロストフ州ミロノフカ村兵站基地長距離ミサイル弾薬庫が爆発し、補給能力が一時的に低下
クリミア半島セバストポリ港軍用艦船無人攻撃ドローン補給艦1隻に被害、修理が必要な損傷
ベルゴロド州クラスノグラード駅鉄道輸送網爆発物によるサボタージュ鉄道線路が破壊され、補給輸送が遅延
カミカゼドローン(シャヘド/ゲラン型)攻撃状況
※本項目のみ、調査開始時刻から遡って72時間以内の情報に基づきます(本セクション内の他の情報は24時間以内)。 調査期間:2026年04月03日 10時45分 (JST) 〜 2026年04月06日 10時45分 (JST)
2026年4月3日から6日にかけて、ロシア軍は主に夜間に合計約155機のシャヘド型カミカゼドローンを発射し、約85%以上の高い無力化率を維持した。攻撃は主にエネルギーインフラや軍事施設を狙い、停電や設備損傷が発生したが、死傷者の報告はなかった。
攻撃時間帯発射数無力化数無力化率着弾数概要
04月03日 22時~04時(ウクライナ時間)45機38機84%7機主にインフラ施設が攻撃され、一部で停電や通信障害が発生。死傷者の報告はなし。
04月05日 20時~翌02時(ウクライナ時間)60機50機83%10機軍事施設とエネルギーインフラが標的となり、一部で設備損傷。死傷者の報告はなし。
04月06日 01時~05時(ウクライナ時間)50機45機90%5機一部の送電線が損傷し、地域的な停電が発生。人的被害は報告されていない。
地域別被害記録
地域被害詳細
ハルキウ州1死 14負ロシア軍の攻撃により1人死亡、11人負傷(うち1人は子供)、ジェット推進型Shahedドローンの攻撃もあった。
ニコポリ(ドニプロペトロフスク州)2死 1負ロシア軍のドローン攻撃と砲撃により市場で死者が出て、住宅や幼稚園も被害を受けた。
ヘルソン1死 7負公共交通停留所への砲撃で6人負傷、地雷による負傷者1人、砲撃で負傷した女性が死亡。
コロステン(ジトーミル州)0死 8負4月3日のロシア軍攻撃により8人が中等症で入院中、3人が外来治療を受けている。
ISW戦略評価
ウクライナ軍は過去約2週間(3月22日から23日の夜以降)にわたり、ロシアの石油インフラに対する長距離攻撃キャンペーンを強化しており、ロシアのバルト海港およびレニングラード州のロシア石油輸出にとって重要な石油インフラに焦点を当てている。
利用可能なロシアの防空能力の制限と、数千キロメートルにわたる大規模なインフラ施設の防護に伴う課題が、ウクライナの長距離攻撃に対するクレムリンの防御努力を妨げている。
フリャイポレおよびオレクサンドリフカ方面でのウクライナの反撃は、ポクロフスク方面および戦域全体におけるロシアの春夏攻勢を妨害し続けている。
フリャイポレおよびオレクサンドリフカ方面でのウクライナの反撃は、過度に拡大したロシア軍が対応に苦慮しているジレンマをロシア軍司令部に突きつけ続けている。
ロシアは化学兵器禁止条約(CWC)に違反して、前線での化学兵器攻撃にガス手榴弾を使用し続けている。
ウクライナ軍は最近ポクロフスク方面で前進し、ロシア軍は最近クピャンスク方面で前進した。
外交・政治
ウクライナとEUは新たな経済支援パッケージに合意し、復興資金の拡大を発表した。
アメリカ国務省はウクライナへの軍事支援を強化し、最新型防空システムの供与を決定したと発表した。
日本政府はウクライナ難民支援のための追加人道援助を表明し、医療物資の提供を開始した。
NATOはウクライナの加盟申請に関し、加盟国間での意見調整を継続すると声明を出した。
ロシアとトルコは黒海の安全保障に関する協議を行い、緊張緩和に向けた対話を再開した。